公営住宅(大阪府営住宅、堺市営住宅)のなかには、
【お風呂を取り付けるためのスペースがあるのに、バスタブも洗い場もない、からっぽの状態】
という住宅があります。
「思わぬ落とし穴?【公営住宅での注意6つ】」では、このようなことを書きました。
公営住宅の募集一覧を見ていると、「浴槽なし」という住戸があります。
これは、お風呂を設置できるスペースはあるけどバスタブやシャワーが無い、という住戸です。
公営住宅には、1960年代、1970年代に建てられたものもあります。
(堺の公営住宅の多くは鉄筋コンクリートで、適切なメンテナンスを行えば、寿命は100年以上と言われている構造です。
鉄筋コンクリートの耐用年数は47年だと思われている方がいますが、47年は減価償却の計算に使われるもので、建物の寿命とは無関係です。)
日本では、一般家庭の風呂の普及率が60%を超えたのが1963年だそうです。
普及率60%というと、家にお風呂がある人が多数派ではあっても、「ほとんどの人が家に風呂がある」とまでは言えない割合ですね。
お風呂があるのが当然ではなかった時代(1960~1970年代)に建てられた公営住宅では、風呂用スペースだけは作り、「入居者が設置したければ設置できるようにした」ということのようです。
お風呂のない住戸に申込して大丈夫?と思うとき、その解決方法をご紹介します。
「業者を調べて見積もりを申し込んで、現場を見せて見積もりをもらい、比較・検討して、工事発注をして、、」とやることが多そうに感じますが、
公営住宅専用のプランに乗っかれば、パッケージ化されている方法で、お風呂を取り付けることができます。
ご紹介する内容は、公営住宅に引っ越した知人Aさんの実例をもとに書いており、実際のAさんがもらったチラシ資料も見ていただけます。
Aさんが公営住宅に住むときの話を読む方は、下のリンクのページの後半をどうぞ。
思わぬ落とし穴?【公営住宅での注意6つ】
※公営住宅については、いくつか記事を書いています。
そのリンクは当ページの一番下の「公営住宅 関連記事」にまとめています。
お風呂を付ける方法➀ 自腹の工事で取り付ける
自腹の費用で工事会社を手配して取り付けるという方法は、おそらく真っ先に思い浮かぶ方法でしょう。
工事会社は、公営住宅のお風呂の工事に慣れている会社に頼むのがよいかと思います。
堺市内ですと、たとえば、このような会社があります。
1970年創業の歴史ある会社で、「公営住宅専門」をキャッチフレーズにされています。
ちなみに、大阪府下の市町村を営業範囲にされてますので、堺市外の工事もOKです。
自腹でお風呂を設置したときのメリットとデメリット
自腹でお風呂を設置するときのメリット・デメリットを紹介します。
【メリット】
・他の方法よりも、長く住むなら結果的にトータルで掛かる費用は安い
【デメリット】
・風呂釜も浴槽も自分のものになるので、万が一、故障したときは自費で修理しないといけない
・公営住宅を退去する際には、原状回復(元の状態に戻す)する決まりなので、お風呂を取り外す撤去工事をしないといけない。
※これは重要なデメリットです。工事・処分に費用が掛かるのももちろんですが、引っ越し前夜までお風呂に入るには、完全退去後や引っ越し当日に工事を実施しないといけないため、工事の立ち合いはどうするのか等、その調整が面倒な手間になります。
お風呂を付ける方法② 月額 数千円でリースにする
お風呂の設置工事は、安くても十数万円、サイズ・デザイン・機能によっては数十万円かかるので、引越しで物入りの時には金銭的に厳しいと感じるかもしれません。
また、「長く住むつもりがないから、お風呂を自腹で取り付けるのはもったいない」という家庭もあると思います。
何より、公営住宅を転出する際には、現状回復(元の状態に戻す)する決まりなので、お風呂を取り外す工事をしないといけないのは、金銭的にも手間もかかるので避けたいという人もいるでしょう。
そんな時、ふたつめの方法「リースで付けて月々払いをする」というものがあります。
「おふろリース制度」という方法です。
おふろリース制度とは?
大阪ガスが指定した住宅であれば、大阪ガスの「おふろリース制度」というサービスを利用できます。
これは、お風呂が無い住戸に、「リース制度」でお風呂を設置することができるものです。
おふろリースのメリットとデメリット
「おふろリース」制度のメリット・デメリットを紹介します。
【メリット】
・購入資金が不要
設置をするときの風呂釜、浴槽などの購入資金が不要で、契約時は保証金10,000円と初回リース費用のみ
※2024年4月の価格です
・月に数千円支払うだけのリース契約
月々の支払いは、税込3,875円~税込4,590円
※2024年4月の価格です
・故障時は修理費不要
10年の契約期間で、通常、故障時には大阪ガスのアフターサービスが追加料金なしに受けられます
・退去の時も、撤去しなくていい
お風呂を自己所有している人が退去する時には、自分でお風呂一式を撤去しないといけませんが、撤去工事の面倒がありません
通常、撤去工事は立ち合いが必要ですので、退去後にわざわざ立ち合いに来て工事を実施するか、住んでいる間にお風呂を先に撤去するか、ということになりますが、リースであれば何もせずにそのまま引っ越しできます。
撤去工事のお金もかからないので、余分な出費もありません。
【デメリット】
・長く使うと、自費で工事したときの総額よりも高くなってしまう
この金銭面のデメリットはありますが、リースであれば、故障時の修理費用や、転居時の撤去工事の費用を含んでいますので、どちらが良いかはもう個人の価値観の範囲になるかと思います。
おふろリース制度の詳細、設置の流れ
ここからは、知人Aさんが公営住宅に引っ越しした際の実体験をもとに書いていきます。
Aさんが公営住宅に住むときの話を読む方は、下のリンクのページの後半をどうぞ。
「思わぬ落とし穴?【公営住宅での注意6つ】」
Aさんは、公営住宅に入居する際、おふろリース制度を利用してお風呂を設置しました。
その時はこのような流れでした。
❶ 公営住宅に当選した後、大阪ガスの窓口に電話して、現場確認の申込をした。
(現場確認は入室が必要なので、鍵をもらった後の日を予定)
❷ 現場確認の日に、設置するお風呂のタイプと設置日を決めた。
どの風呂にするかは、サイズと仕様から2択になったので、ほぼ即決でした。
お風呂のタイプの種類は、公営住宅に当選した時にもらったチラシに載っていました。
実際にAさんがもらったチラシを下の「おふろリース チラシ」のボタンから見ていただけます
➌ 設置工事までにガスが使えるようにしないといけないので、ガス契約を大阪ガスに申込み
❹ 設置工事の当日、1~2時間くらいで設置完了。
試運転もしてもらい、問題なく使えることを確認。
使い方もおしえてくれたので、取説は読まなくてすんだとのこと
「おふろリース制度」を分かりやすく案内したサイトを探したのですが、残念ながら見つからなかったので、知人Aさんが持っているチラシをPDFでアップします。
※手書きのメモの文字が残っていますが無視してください
※このチラシは参考程度とし、必要に応じて大阪ガスにお問合せください
こちらからダウンロードできます。ぜひご参考になさってください。


