大規模に谷や沢を埋めたり、斜面に腹付けした「盛土」の造成地。
これも「要注意」の場所のひとつです。
大きな地震が起きた時に「大規模盛土造成地」では、盛土がもともとの地形に沿って流動したり変動してしまい、建物にも多くの被害が発生することがあります。
2026年夏、千葉県では、台風による大雨で4カ所で盛土が崩落し、
車が巻き込まれたり、水路が塞がれてしまったことで行き場を失った水が押し寄せて住宅が浸水したりし、ニュースになりました。
地震や大雨で甚大な被害が出るおそれがある「大規模盛土造成地」は全国に数多く存在し、2006年には、法律(宅地造成等規制法)が改正され、一部の市町村では、「大規模盛土造成地マップ」を公表しています。
実は、堺市にも「大規模盛土造成地」があります。
ここでは、堺市内の「大規模盛土造成地」について書いてきます。。
堺市内の大規模盛土造成地
大規模盛土造成地は、「谷埋め型」と「腹付け型」の2種類があります。
【谷埋め盛土】
谷を埋め立てた造成宅地で、盛面積が3,000㎡以上のもの
【腹付け盛土】
傾斜地に盛土した造成宅地で、地山(盛土前の地盤)の傾斜が20度以上、かつ、盛土の高さが5m以上のもの
では、堺市では、どこに「大規模盛土造成地」があるのかと言いますと、主に、南区や美原区のニュータウンです。
大規模盛土造成地の場所を確認するには
堺市内にある大規模盛土造成地の場所を具体的に確認したい方は、市のHPからご覧いただけます。
こちらのリンクは、市の「宅地耐震化推進事業について」という堺市のHPで、PDFファイルで見ることができるようになっています。
堺市HP「宅地耐震化推進事業について」
堺の大規模盛土造成地の危険度
大規模盛土造成地マップに載っているところが全て危険なのか?と言いますと、
堺市では、「大規模盛土造成地だから危険」というほどではありません。
あくまでも「大規模盛土造成地」の場所を示しているだけで、必ずしも危険な場所が示されているということではありませんし、
平成25年~28年度に実施の大規模盛土造成地の調査・解析の結果や、さらに学識経験者の意見も踏まえて、「滑動崩落により大きな被害が生じる恐れが想定される箇所はない」と判断されたそうです。
今後も、必要に応じて調査を行うようですが、
「滑動崩落により大きな被害が生じる恐れが想定される箇所はない」
という結果が出ているので、堺市内の大規模盛土造成地は危険という訳ではないと言えます。
※あくまでも調査上の結果です。
※堺市の大規模盛土造成地では、大きな被害が生じる恐れが想定されるところはないという良い調査結果ですが、堺市以外のところについては把握していません。
