公営住宅(市営住宅・府営住宅)は、窓にカーテンレールが無い場合があります。このことについて、「思わぬ落とし穴?【公営住宅での注意6つ】」では、このようなことを書きました。
民間の賃貸住宅ではカーテンレールがあるのが一般的ですし、戸建住宅でも最初からカーテンレールがあるのが一般的だと思います。
ところが、公営住宅ではカーテンレールを自分で取り付けなればなりません。
そうなのです。
通常、公営住宅では、自分でカーテンレールを取り付けることから始めないといけません。
※このページは、堺市内の公営住宅に入居した私の知人Aさんの実例をもとに書いていきます。
Aさんが急いで公営住宅に入居した経緯など、Aさんの簡単な紹介を読む方は下のリンクのページの後半をご覧ください。
思わぬ落とし穴?【公営住宅に住むなら、6つの注意】
カーテンレールは自分で取り付けできます
実を言うと、「一般的な公営住宅は、カーテンレールがないので手配が必要」
ということを私は全く知らないというか、考えたこともなかったのですが、
公営住宅に急いで入居するAさんの引越しを全面的にお手伝いする中で、初めて知りました。
ホームセンターやネットでカーテンレールが売られているのは、「カーテンレールがない家がある」からなのですね。
取付ける方法は、カーテンレールを購入すると、取付け場所の決め方や取付け方法がパッケージに親切に書いてありますし、YouTubeにはカーテンレールを付ける動画がたくさんありますので、自分にとって分かりやすいものを選ぶことができます。
カーテンレールの選び方
カーテンレールにはいくつか種類があります。
ここでは、
・伸縮:1.10m~2.00mに長さが調節できる
⇒窓の幅90㎝~180㎝に合うサイズ
・静音:カーテンの開け閉めの際、音を静かに抑えてくれる
・ウッディ模様:カーテンレールが木目調
・ダブル:レールが2本あり、カーテンの内側にレースのカーテンも取り付けOK
(レールが1本のものは「シングル」と呼びます)
の商品をオススメとしてご紹介させていただきます。
物を用意する前に、作業手順をイメージ
カーテンを取り付けるのに必要なものを用意する前に、取り付けの流れを確認しておくことを強くおすすめします。
取り付け作業をイメージできるようになってから物を用意した方が、ムダが無いからです。
取り付けの流れを説明した動画は、めちゃくちゃたくさんありますが、いくつも見た中でコンパクトで分かりやすかったのは、下の動画です。
必要な物や気を付けること、これができればさらに良いポイントなどをしっかりと押さえてあるのに、動画は2分もありません。
動画を作ったのは、ホームセンターの会社なのですね。さすがです。
個人的に、AI音声が苦手で、また、(DIYはプロ並みであっても)語りの素人の人の声が入る、というのも好きではないですし、この動画くらいに淡々と要点を説明してくれるのがありがたいです。
カーテンレールの取り付け位置と、カーテンのサイズ
カーテンレールの取り付け位置を間違うと、ぶら下げた時にカーテンが短くなりすぎることがあります。
カーテンが短いと、遮熱・防音・遮光が十分でないので、
・夏は外の熱が入り暑く、冬は冷気が流れてきて寒く、
・外の音がよく聞こえるし、
・朝日がシャットアウトされずに眩しくて目が覚める、
なんていうことになります。
事前に取り付け作業のイメージを持ってから、カーテンの準備やレールの取り付け位置を決めましょう。
カーテン取り付けに必要なものは、動画を見ていただくと分かりますが、
●カーテンレール
●プラスドライバー
●キリ
●下地センサー(あれば)
●カーテン(サイズに注意!)
●カーテンをぶら下げるフック(長さが調整できるものがおすすめ)
ですね。
l手持ちのカーテンを取り付ける場合
カーテンの長さから、取り付け位置を逆算しましょう。
窓枠の下までカーテンが覆うような位置(3~5センチくらい下まで)にカーテンをぶら下げることができるよう、カーテンの上端の位置を設定します(ちょっと壁に印を付けたり)。
そのカーテンの上端から1センチくらいのところに、カーテンレールの横棒がくるような高さになるようにしましょう。
カーテンをぶら下げるフックが長さを調整できるものであれば、最後にフックの力を借りて好みの高さに調整です。
lカーテンを新しく買う場合
カーテンの長さは、カーテンレールの取り付け位置(ぶら下げる位置)の高さを考えておかないと、いざカーテンをぶら下げると「思っていたよりカーテンが短い」ということになってしまいます。
カーテンレールは、窓枠の5~15㎝上に取り付けることがおすすめされています。
なので、カーテンの長さは、【窓枠の上から下までの長さ】に、【窓枠の上からカーテンレールの位置までの長さ】を足しておかないといけません。